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クラムボン mito |
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momo cafe 連載コラム no,2
どーにもまとまらないとおもうコラム
vol.2 「みんなにゃ避暑地でも、こちとら仕事場よぉ!」
さて、呼ばれて飛び出てもいないだろおいミトムボンがお送りするこの「愛する我が娘に教える、お父様(または父上)どーやってゼニ稼いでるの?」コラム。今日は私達クラムボンの所有する小淵沢スタジオ[none to cat]についておはなしいたします。ちなみに今私はまさにその小淵沢のスタジオにいる訳なのですが、まずここの経緯をお話ししたほうがよろしいですね。さかのぼること4年前、私たちクラムボンズは新しいアルバム制作の為にここ山梨県にあります小淵沢にやってきました。それは当時事務所の知り合いから「山梨に音楽の趣味が功じてスタジオ作ってしまった歯医者の先生がいるんだよ。景色も良いし、使ってみたら?」というお誘いを受けたのがきっかけ。行ってみるとそれはそれは素晴らしい景色の場所で、温泉フォー!もあって食べるものも美味しく、尚かつ東京からクルマで中央フリ〜ウェ〜みぎに〜みえるけーばじょお〜ひだりにび〜るこ〜うじょおを横目に1時間半というナイスな条件の場所でありました。我らクラムボンズは喜び勇んでその場所に2週間滞在しアルバム作りのプリプロ(曲を作ったり、その曲を録音するまでに練り上げてゆく作業)を行うことになりましたが、さてもあくまで「歯医者の先生の趣味が功じて作ったスタジオ」、当時は細かい音響機材や歯医者さんが考えたリーチこそありましたが完全に「レコーディング」できる機材が揃っている訳ではありませんでした。一応それでもプリプロ自体は無事に終え、「今度もここに来たいけど、レコーディングまでできないのは、、、」と帰りがけにそのスタジオの持ち主である先生に言うと「俺もここのスタジオを本格的にプロが使える様なスタジオにしたいんだよねー」とおっしゃる。「じゃあ、来年は先生とウチらでスタジオ作りましょうよ。機材とか見繕って双方で立ち上げるってのはどう?」と打診したところ先生も喜んで僕に抱きついて次の年ついにここ[none to cat]スタジオが完成するわけです。厳密にいうと先生は場所を、でウチらはスタジオが運営できる様な機材とメンテナンスをやるみたいな形なんでございますが、それによってここは今後のクラムボンの制作の場所には欠かせない存在になっていくのであります。後に発売されたアルバムの2枚のすべては、ほとんどこの場所で制作されているのです。いまでは他のアーティストにも貸したりして、たまに作ったウチらがスケジュール取れないなんつぅ珍事wwも発生していたりするのですが、おかげでスタジオは色んな人の評判を受け、着実に素晴らしい場所になっていたりしてるんであります。ちなみに、スタジオってことでちょっと細かいハナシしようと思うんですが、個人的に都心の言うなる音楽スタジオっちゅーとこは実はデビューした頃からあんまり好かんのですわ。あたし。いや、好きな場所が無い訳では無いんだがすごく少ない。というのもね、行ったことある人なんて少ないと思うので簡単に説明するとですね、ほとんどのスタジオはありゃ「無菌豚作るため無菌室」みたいなもんです。全て音楽のための空間であって正直人間(もしくはアーティスト)のための場所でもなんでもない。居住空間を必要としていないんです。だから何処行っても同じように見えるしなんか「仕事しなきゃ修行するぞ修行するぞ修」みたいな気分にさせられる。いや、楽器や機材好きな方には楽しいでしょうがね(って俺だって大分好きだが)、なんかどーにも気分がよろしくない。ほら、本来音楽やってるのも人でしょ?しかも普段は適度に外気にあたって生活しているわけで、その(小さいながらも)刺激があって初めてモノ作ろうってモチベーションが出てくるわけですよ。それがスタジオにはまるっきり無いっ。窓は無いし、って本当は窓あると音が反射してしまうのであまりよろしくはないのだがそれでも昼夜の区別とか確認できなかったら人の活動する場所としては不自然でしょ?やっぱり人が音鳴らしてるわけだから「人のためのスタジオ」でもなきゃならんのですよ、スタジオは。かといってウチのスタジオは都心の「それ」とは違ってたいそう豪華な機材などもナシ、防音だって毛の生えたようなモンで(っつーか窓だらけで直射日光当たりっ放しだしでも洗濯物は部屋干しでOKよっ)正直言ったらね、勝てんのですよ。音の良さから言ったら。でも別にクラシックの音源作ってる訳でもあるまいし皆がミンナ同じ様なクオリティの高い音質が聴ける環境でもないですしって、いや、良い音を作るという意識はいつでもありますが問題は何が「良い音」か?ってことなんです。ここ小淵沢のスタジオは良くも悪くもここにしか録れない音がある。ここでは外気と人、つまり音楽を作るといった行動に一連の生活が関わっている。例えば外からすぅと日差しが差し込んできて演奏者がそれに反応する。そしてその反応した気分が音に録音されて、一つの曲に色々なパートの音が表情を持って生きてゆく。細胞の一つ一つに漲る一つ一つの感情がそこで初めて外(ミュージック・シーン)に放たれてゆく。それが良かったりするわけなのですよ。わかります?純子さん?っていきなり振ってみたけどww。そう言うことなんです。ともかく、都心の良いスタジオで1日使う金額は、こっちで3週間分はもつ(爆)。どうよ、この「生活にも優しい」スタジオ。いや、いっぺん君も来たらええ。ま、そんなこんなが理由で私はクラムボンの他に個人でプロデュースもやっていたりするのでもっぱらアーティスト呼んでここで作業していたり、また自分の作業はほとんどここで済ませているのです。ただしっ、まーやはり自分の住む東京からは離れているので仕事が立て込むと家に帰れなくてトホホだったりするし、カミサンには小さく「今日も温泉?いいわねー、、」と釘を刺されたり姫には「みかん、むいてまってるよぉ」とか電話越しに言われ北の国からのラストシーンよろしくジーンと来て本気で荷物まとめて、、、いや、でもこれがホント、周りには全くといっていいほどなぁ〜んもないので一人で作業したりするとこれがなかなか大変なのですよ。誰もいないことをいいことにダラけようと思えばいくらだってできるし、おまけにここでは「小淵沢時間」ってのがあってぼぉ〜っとしてるとあっという間に陽が落ちちゃうんっすよ、これが。ほら、みなさんも避暑地とかに旅行行くと時間経つの早いでしょ?それと全く同じ。はたまた、たまに田舎帰ったりするとみんなおじちゃんとかが「のろっ〜っ、、」て動いて見える時とかあるでしょ?あと事故ったときとか思い出すと西部警察のカーチェイスat緑山スタジオみたいにゆっくりに見えるでしょ?とか愛するあのコに告白して振られたのこと思い出すと「出会いはスローモーション」でmyメモリーはreプレイされて頭の中にマイナスイオンがサーッ、、てするでしょ?だから集中力とか忍耐力のスキルがメチャメチャ問われる訳でなんです。これ、結構ハードGだったりするんです。なんで今日も「心の隙間を優しく埋めるナイスなビューで露天付き温泉7カ所」とか「八ヶ岳の雄大な大地に育まれ育った牛のチーズがふんだんに使われている有機栽培で作られた小麦粉ピザ」とか「清らかな清水で身を引き締めたウナギをアルプスの高山で取れた岩塩を使って食す白焼きはもちろんわさび醤油ありで」とか「旬の山菜をその場で揚げてどうぞでも熱いから気をつけてねの山菜料理」とか「あの信玄も唸った有機野菜たっぷりのあつあつのほうとうは戦国武士の魂ですよね雄山先生っ」とか「打ち手と自然が完全に調和しないと生まれない極上の蕎麦は食のバミューダ・トライアングルサルガッソー!」とか「八ヶ岳とアルプスの雪解け水を使い丁寧に仕上げた白州のモルトウイスキーはやっぱりストレートでいかないと徳大寺有恒に怒られちゃうぞっ!!」の誘惑に惑わされないで頑張っておる次第であります。ちなみに今日は土曜日。休みを満喫したい都会のピープル達がクルマを走らせ、やんややんやと国道を通り過ぎて行ってるのが見えます。ちょっとmyフォースを使って千里眼すると、クルマに乗ってるカップルや家族たちや帝国軍の顔はみんな幸せそうで、ちょっとアナキン・スカイウォーカーの気持ちがわかります。
そんな場所に一人あたしぁ仕事さ。
ああ、夜風が冷たすぎて鼻水で釘が打てそうさ。でも、ESSOのオイルなら。。。
みなさん感想コメントください。そして助けてオビ・ワン・ケノービ、貴方だけが私のたよりです。 |
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